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奥田英朗 東京物語【読感】

実のところここ数年文芸書が読めなかったんです。
かつて何度も読んだものは辛うじてという感じで読めましたけど。
今回は、行きつけの喫茶店のオーナーが「これ面白かったよ〜、みちるなら共感できると思う、名古屋から出てきた青年の話」と勧めてくれたので興味を持ちお借りしました。
(私めはほぼ名古屋出身)
東京物語 (集英社文庫)

名古屋から浪人のために上京した青年が大学に入り家庭の事情で中退しコピーライターになり、時はバブル…なお話というとはしょりすぎだろうけど端的にはそんな感じかと。
余談ながら名古屋の描写が妙に既視感と思ったら、主人公の出身の設定オラが区でねーかい(苦笑)著者は岐阜の出身とのことで、うーんそこから見ても名古屋の田舎はここなのかとまさに苦笑い。

文芸書の読書というのは、共感か未知の世界の発見が入り口だと思っています。
今回は名古屋出身という共感から始まりました。

一番あぁぁと思ったのは「名古屋オリンピック」私は小学生だったけどあの街全体の落胆の空気はまだ覚えている。

まぁね、読感書き込みなのに感想は言葉にならないのが中途半端ですが、とりあえず一気読みしました。
とても面白かったです。

読んだあと調べたら、あー空中ブランコで直木賞の人かと。
不勉強ですみませんでした。

面白かったので喫茶店オーナーには旅猫リポートをお貸ししてきました。

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