よんだもの

読感…とはちょっと違うけど レインツリーの国

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レインツリーの国 その不思議なタイトルが何かを語りかけているような気がして手に取った。

一冊の本を巡ってインターネットで知り合った男女の緩やかな恋愛小説、と書いてしまえばそれで終わるのだけど話はそれだけじゃない。ヒロインの女性には隠しておきたい秘密があった。
まぁざっくりとそんな話なのだけど(ざっくりしすぎ?)

 私がもう少し年若い頃ヒロインと同じ聴覚に障害を抱えた恋人がいた。そのことによって彼も苦労したし理不尽な怒りを私にぶつける事も有った、そして私も無神経な事をたくさんしたと思う。
ヒロインと同じく「聞こえない」から声や音を大きくしたらいいと言うわけではない「感音性難聴」という種類のものだった。
圧倒的に聞こえないのが電子音、ある日交差点で信号を見上げて「視覚障害者用信号」って何?と聞かれた、字面だけだとピンと来ない人もいるかも知れないけど青になると「ピポッ」とか「とおりゃんせ」が流れる信号のことだ。
聞かれたときこっちも意味がわからなくて間をおいて解った、彼には聞こえてないんだ。レインツリーの国の「重量オーバーだったんですね」に近い物があると思う。
そんな日々は6年ほど続いた、電話では待ち合わせもままならなくてお互い見当違いの場所や時間で待つことも一回や二回じゃなかった。
今のようにもっとネットが普及していて携帯電話も普及していたらもしかしたらもっと上手につきあいを進めることが出来たのかも知れない。
携帯メールを打って相手に見せるそんな手法が有るなんて…うらやましくも思った。

そんな自分の話に絡んで有川浩の「青春菌」もあり非常に胸に刺さる物語だった。

繋がらないネットの線の先に幸せな彼がいることを心より願ってる。

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