23年ぶりぐらいの王様と私です。
王様は復活で松平建、アンナ(私)は紫吹淳
一路・髙嶋バージョンを観なかった理由は以前書いたのでm(__)m
近代化(西洋化)を進めようとするシャム(現在のタイ)の王様(松平建)が王妃と子どもたちの家庭教師としてイギリス人女性アンナ(紫吹淳)を招く
時を同じくしてビルマから寺の模写をしているルンタ(石井一彰)とビルマの王子からの「貢物」としてタプチム(はいだしょうこ)がやってくる。
というところからスタートするんですが
全体的に以前(って冒頭書いたとおり23年前)よりスッキリした装置な気が…
まぁこれ、旅公演だもんねあとそれが悪いわけではない。
ものすごく「アレ?こうだったっけ?」と思ったのが
何処に差し込まれるべきか忘れたのですが
王子とルイスが王様が悩んでいると言う王様の歌をリプライするシーン
消えてます(T_T)
あと二幕の「トムおじさんの小さな小屋」のシーン
でもまあなんというか何しろ23年前の記憶なので…とにかく何かがすごく変わってます。
このシーンなんだかよくわかってなかったんですが、年月を経て何となくわかりました。
タプチムが最初に「英語を話すことができる」と言ってるのもここにつながっているのかと
(うわー23年前の私馬鹿すぎる)
今回相方さんと一緒だったのですが。
ルンタは何故死んだのか?
劇中では死んで発見されたとだけそしてタプチムが「お側に参ります」と叫ぶ…
あと果たして王様は「西洋化」「近代化」を目指していたのかと。
個人的にはルンタは自殺だったのではと前回から思い込んでいたのですが…
王様については相方さんが「まだどちらに進むか舵を切れていなかったのでは?」と「まだ悩んでいる」 なるほど。
王子は若いながらも方向を決めていたのでは?と思っています。
だからこその象徴的なラストシーンなのでは?と
しっかしまぁタプチムが逃げ出した件に関する王様の対応は…王様の立場として間違ってはいないよねぇ?と
もちろん一夫多妻が正しいかとか、ムチ打ちというのが正しいかとかは全然別の話しなのですが。
それから「主役二人の歌が残念とかミュージカルとして有りなの?」と言うもっともな感想も(;´∀`)
まぁ正直歌唱力の有る主役たちではない。
では他に貫禄のある王様の役ができるミュージカルにもでられる俳優さんがどれだけいるかなぁとか(ついでに地方でもお客の呼べる知名度もですね)
アンナはもともと貴城けいの代役で紫吹淳と言う話ですが、まぁそこの首を今年すげ替える必要も無いでしょうと言う気がします。
かしげアンナ観たかったけどね。
そいういう部分もありつつも大方満足な仕上がりでしたよ。
(ってか相方さん完全楽しんでましたが)
3500円で全国でミュージカルをと言うコンセプトも好きですね。
この金額が普段お芝居を観ない人たちにどれくらいのものなのかイマイチわからないのですが、普段のミュージカルなら1人で1万円超えるところを旦那さんと子供を連れて来られちゃう!ってぐらいの設定かなと…あれ?これやっぱり普段見る人を私は想定してますね(;´∀`)実際相方さんを2週間連続劇場へ同伴なんて今回が一枚3500円じゃなきゃできませんでしたよ。
とてもありがたかったですm(__)m
ところで、7月にしてミュージカル2本目というこのスローペースは何?
その代わり宝塚がチョット多め、と言うかベルばらが(;´∀`)